吉山PROJECT

食における“素材”の重要さに着目

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広島市の中山間地域のひとつである戸山地区(沼田町阿戸・吉山)。イベントスは、戸山地区吉山で飲食事業や農園の運営をしながら、地域の活性化につながる活動を行っています。
イベントスが吉山で飲食事業をすることになった経緯や地域に対する想い、今後の取り組みについて、吉山の店舗運営に関わる2名のスタッフと、戸山地区で社会福祉協議会の役員を務める二反田さんにお話を伺いました。
戸山地区は、広島市の中心部から車で30分ほどの場所にある、山々に囲まれた自然豊かな地域です。安佐南区沼田町阿戸・吉山地域一帯を指し、各地名の文字を一文字ずつ取って“戸山”と呼ばれるようになりました。
イベントスは、2012年に「スパゲティー処 吉山BIANCO」、そして2016年に「Oishï吉山」をオープン。さらに「チャレンジ農園」という自社農園を運営しながら、戸山地区吉山で飲食事業をスタートして10年目を迎えます。

吉山で飲食事業をスタートしたきっかけ

浅津

イベントスは、昔から食に関する仕事をしていたのですが、2008年に中国産冷凍ギョーザの事件がありましたよね。その事件をきっかけに、安心・安全が約束できないものはお客様に提供したくない、という想いがスタッフの間で広がりました。
そんなときに、目をつけたのが吉山です。里山の中にお店を作り、地元で育った野菜や自社農園で育てた野菜を使った料理などを提供すれば、お客様にも安心して食事を楽しんでもらえるのではないかと考えました。

縄稚

もともと吉山とご縁があったというわけではなく、弊社の川中社長が上吉山に農業体験の取り組みで訪問した際、この地域に魅力を感じたそうです。食を通して地域の活性化をしたいという想いから、「吉山BIANCO」をオープンしました。
そして、飲食業における“素材”の部分に注目した川中社長は、自社農園を作り、レストランで提供する料理に使う野菜の栽培を始めます。それが「チャレンジ農園」です。

二反田

この地域では米作が盛んですが、近年は野菜のハウス栽培をする農家さんが増えてきました。
イベントスさんのお店ができた当時、私が川中社長から聞いていたのは、吉山を気に入ってもらえたということです。きれいに整備された田んぼや畦道を見られて、この町だけではなく、ここに住んでいる住民のことも評価していただきました。

浅津

そうですね。川の清掃などが地域の年間行事として組まれていますよね?このあたりはきれい好きな方が多い印象で、私たちも店舗運営が非常にしやすいです。

地域活性化プロジェクトの立ち上げ

こうした経緯のもと、吉山で飲食事業や農園をスタートさせたイベントス。
今後の課題として、「戸山地区および近隣の温泉地・湯来の交流人口をいかに増やしていくか」という点を挙げ、吉山で店舗運営をしながら地元の方々とともに地域活性化プロジェクトを立ち上げました。

メンバー紹介

浅津啓介
株式会社EVENTOS
吉山事業統括 Oishi吉山・吉山BIANCO店⻑

入社とともに吉山の地域活性化プロジェクトへ携わる。現在では、吉山BIANCOにて店長兼料理長として活躍し、多くの人に吉山の魅力を伝えている。
縄稚ここの
株式会社EVENTOS
Oishï吉山 フロアスタッフ

会社見学にて吉山の店舗を訪れ、入社を決意。Oishï吉山にて、フロアスタッフとして活躍しながら、EVENTOSの採用担当の顔をあわせもつ。
二反田 様
社会福祉協議会の役員として、吉山・戸山の地域活性化や高齢者へのサポートを大きなテーマとして活動。地域の方がより暮らしやすいまちづくりを目指す。